昨日、今年の漢字が熊と発表されました。北海道や東北、北陸で熊の目撃や被害にあわれた方が多く、大変な年だったと思います。愛媛県では1972年に伊予市中山町の栗園で捕獲されて以降に、熊の記録はないそうです。
ドローンで熊を捜索し、赤外線カメラで熊を発見する様子をニュースで見ましたが、効果的である反面、難しさも感じました。プロポの画面の大きさに限界があり、地面からドローンの距離が高ければ高いほど、画面に表示される熊の面積が狭くなり、よく観察していないと見落としてしまう可能性があるからです。しかし、ドローンを使っての熊の捜索は、効率の面では最強クラスではないでしょうか。
課題となる部分は、赤外線カメラを搭載したドローンが高額である点と騒音の問題でしょう。最新で、赤外線カメラ搭載のドローンで何かいいものはないか見ていたところ、疾風2+がヒットしました。値段は約200万円します。個人ではとても手にできる価格ではありませんが、ビジネスで考えるとどうでしょうか。機体の耐久力と営業力によっては利益がでるようにも思います。
自治体の対応については、難しい面が多かったように思います。熊の出現数が今年急激に増えたからです。来年はどうなるかわかりませんが、対策はしておかなければならないでしょう。警察、生活環境課、自然保護課、等々部署はさまざまですが、冬眠している今こそ素早く対処できる組織形態を構築するべきだと思います。猟友会の皆様には、協力していただいている、という気持ちが大事だと思います。そもそも熊を撃退することを主目的とした組織ではなく、高齢化もあり限界があるでしょう。熊多発地帯では、警察に専門部署をつくり、その警察での対処が困難な場合に、自衛隊が対応できるような法律をつくればいいように思います。自衛隊法の改正は、熊多発地帯とそうでない地域に温度差があり難しいかもしれませんが、今後の状況次第では熊対策を目的とした法改正がされるかもしれません。
もうすぐガソリンの暫定税率が廃止されます。物価高に苦しむ者の一人として、このニュースはうれしいです。来年は、皆様にとって良い年となられますように。
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